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訪問販売等に関する法律 ほうもんはんばいとうにかんするほうりつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

訪問販売等に関する法律
ほうもんはんばいとうにかんするほうりつ

昭和 51年法律 57号。訪問販売などに際し消費者保護を目的とした法律。店舗を構えずセールスマンが家庭を訪問して商品を販売する訪問販売をはじめ,通信販売電話勧誘販売,連鎖販売などは,消費者にとっていながらにして買物ができる便利さがある反面,ときとして消費者が自宅にいるという安心感を逆手にとったり,屋内に居座ったり,常識外の時間の訪問による契約の締結など,種々のトラブルが生じることがあるが,この法律制定によって販売業者は,訪問販売先に対し,自己の氏名,商品の種類を明らかにし,必ず売買契約書を交付するとともに,購入者は契約8日以内であれば,原則として解約することができるなどとされた (→クーリング・オフ ) 。 2000年 11月抜本改正されて名称も特定商取引法に代わった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうもんはんばいとうにかんするほうりつ【訪問販売等に関する法律】

訪問販売,通信販売,電話勧誘販売,および連鎖販売について規整する法律。略称,訪問販売法。1976年公布。小売業のもっとも普通の形態は,販売業者が店舗をかまえ,来店した消費者に販売する〈店舗販売〉である。これに対し,近時,店舗を使用しない訪問販売通信販売・電話勧誘販売が大規模に行われ,広く普及するようになり,さらに連鎖販売,いわゆるマルチ商法も出現して消費者との間でトラブルを生ずるようになった。これらの販売形態を総称して〈無店舗販売〉とか〈特殊販売〉というが,訪問販売・通信販売・電話勧誘販売とマルチ商法とでは,その性格はまったく異なる。

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世界大百科事典内の訪問販売等に関する法律の言及

【訪問販売】より

…訪問販売は説得の速効性にともなって,しばしばトラブルが発生しがちである。とくに強引な販売と契約内容が不明確であることの2点が問題となり,このため1976年に〈訪問販売等に関する法律(訪問販売法)〉が制定され,クーリング・オフ制度等消費者利益の確保と保護が強化された。無店舗販売【川嶋 行彦】。…

【無店舗販売】より

…しかし無店舗販売のなかには,消費者の無知につけこんだり,セールスマンによる強引な売込みもあり,それによる被害も後を絶たない。そのため消費者保護の観点から1976年に訪問販売等に関する法律が制定されている。小売【川嶋 行彦】。…

※「訪問販売等に関する法律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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