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貢調使 こうちょうし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

貢調使
こうちょうし

律令制度の四度使 (よどのつかい) の一つ。調,庸,雑物の運上を主とし,租帳,調帳,庸帳,運調脚帳,匠丁帳,浮浪帳などの枝文 (えだぶみ) をも太政官に提出した。原則として国司目以上をこの任にあてた。使は国の遠近により 10月から 12月までに入京,上申し,返抄を受けた。返抄なく帰国する使は給与を奪われ,のちの昇進にさしつかえた。

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デジタル大辞泉の解説

こうちょう‐し〔コウテウ‐〕【貢調使】

奈良・平安時代四度(しど)の使(つかい)の一。諸国から毎年献納する調・雑物などの品目や数量を記した調帳を、現物とともに朝廷に運納する使い。調使。調庸使。調進使。

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大辞林 第三版の解説

こうちょうし【貢調使】

四度使よどのつかいの一。律令制下、調・庸などの現在高を記した調帳を調・庸の品とともに中央に納める使者。調使。調庸使。調進使。
献上品を納めるために来朝する使節。朝貢使。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

貢調使
こうちょうし

律令(りつりょう)時代、地方政治の実態を中央政府に報告するため上京した四度使(よどのつかい)の一つ。調庸の現物とともに、調帳、庸帳をはじめとする公文(くもん)を京進(きょうしん)し、監査を受ける。近国は10月30日、中国は11月30日、遠国は12月30日以前に上京するものと規定されていた。[福岡猛志]

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世界大百科事典内の貢調使の言及

【輸租帳】より

…租帳ともいう。貢調使が関係帳簿とともに中央に提出した。717年(養老1)5月に大計帳,青苗簿(せいびようぼ)などの帳簿と同様に輸租帳の記載様式が諸国に頒布された。…

【四度使】より

…(1)日本古代の律令制のもとで,国衙(こくが)の政務などを報告するため,毎年定期に上京する4種の使者。朝集使(ちようしゆうし),大帳使(だいちようし)(計帳使とも),貢調使(こうちようし),正税帳使(しようぜいちようし)をさす。いずれも国司がその任にあたるが,朝集使のみ四等官にかぎられ,他は史生(ししよう)などの雑任(ぞうにん)でもよかった。…

※「貢調使」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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