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貝輪 かいわ

5件 の用語解説(貝輪の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

貝輪
かいわ

縄文・弥生時代から古墳時代にかけて用いられた貝製の腕輪。二枚貝,巻貝などに穴をあけたもの,また巻貝を縦に切ったものなどがある。埋葬人骨の腕にはめられたまま出土することがあり,粗製品と精製品がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

かい‐わ〔かひ‐〕【貝輪】

貝製の腕輪。二枚貝や巻き貝などの貝殻に穴をあけて作ったもので、呪術(じゅじゅつ)的な意味もあったと考えられる。日本では縄文・弥生時代に多く、古墳時代にも用いられた。

出典|小学館
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世界大百科事典 第2版の解説

かいわ【貝輪】

貝殻を加工して作った先史時代腕輪。貝釧(かいくしろ)ともいう。縄文時代にはベンケイガイ,サルボオ,アカガイなどのやや大型の二枚貝の殻頂部を打ち欠いて孔をあけただけのものや,イタボガキの背面に孔をあけた簡単なものであった。埋葬人骨の例では,男性が貝輪をはめている例も少数あるが,一般的には成人女性の場合が圧倒的に多い。弥生時代になると,九州地方を中心に,イモガイオオツタノハゴホウラ,まれにはスイジガイのような大型の巻貝を利用して,それを縦割りにして作るようになった。

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大辞林 第三版の解説

かいわ【貝輪】

貝殻製の腕輪。大形の二枚貝の殻に穴を開けて環状にしたり、巻貝を輪切りにしたもの。縄文時代から古墳時代にかけて用いられた。貝釧かいくしろ

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

貝輪
かいわ

広義には貝殻に人為的な孔(あな)のあるもの、狭義には貝製腕輪として使用可能なものをいう。縄文時代早期から弥生(やよい)時代を経て古墳時代まで製作が続く。縄文時代の貝輪出土数は東日本に多く、着装例は西日本に目だつが例数は少なく、特定の人物に限られる。貝輪着装は年長の女性に多いことが特徴で、サルボウ、アカガイ、ベンケイガイ、イタボガキなどが用いられている。ほかにオオツタノハガイ、アカニシなど約10種が貝輪の材料になっている。弥生時代も九州を中心とした西日本に着装例が多い。イモガイは女性、オニニシ、テングニシは男性という使用区分が認められる。北九州と南西諸島を除く地域では、縄文的貝種の貝輪が女性に少数例着装されている。[堀越正行]

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