デジタル大辞泉
「費やす」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ついや・すつひやす【費・弊・潰】
- 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
- ① 疲れよわらせる。おとろえさせる。疲弊させる。そこなう。
- [初出の実例]「潰 ツヒヤス」(出典:観智院本名義抄(1241))
- 「いたづらに思量念度をつひやして」(出典:正法眼蔵(1231‐53)弁道話)
- 「その物につきて、その物を費しそこなふ物、数を知らずあり」(出典:徒然草(1331頃)九七)
- ② 財物などをつかってなくす。つかいへらす。へらす。また、浪費する。
- [初出の実例]「権勢(いきほひ)の自由(ほしきまま)にして、官物(おほやけ)を費用(ツヒヤス)」(出典:日本書紀(720)清寧即位前(図書寮本訓))
- 「宝をつひやし」(出典:方丈記(1212))
- ③ 時間や労力などをかける。
- [初出の実例]「夏季三ケ月御費(ツヒヤ)しに相成り候」(出典:安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三)
- 「これ以上の言葉を費す必要を私はみとめない」(出典:鳥獣虫魚(1959)〈吉行淳之介〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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