入れ揚げる(読み)イレアゲル

デジタル大辞泉 「入れ揚げる」の意味・読み・例文・類語

いれ‐あ・げる【入れ揚げる】

[動ガ下一][文]いれあ・ぐ[ガ下二]好きなもののために分別を欠いて多く金銭をつぎ込む。「ひいき役者に―・げる」
[類語]消費費消消耗消尽消却費やす使う擦る札片さつびらを切る金に飽かす金に糸目をつけないめろめろぞっこん首ったけのめり込む入れ込む夢中血道を上げる骨抜きいかれる溺れるふける凝る耽溺たんでき惑溺執心頓着執着固執偏執我執とらわれる深入りはまるはまり込む身を焦がす狂おしい物狂おしい病み付きとりこ心酔心ここにあらず心を奪うむな苦しい息苦しい重苦しい苦痛る瀬無い憂さ憂い不如意堅苦しい気詰まり忍びないエキセントリック逆上のぼせるのぼせるアブノーマル常軌を逸する乱心取り術無い辛酸をなめる心を痛める艱難かんなん思い煩う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入れ揚げる」の意味・読み・例文・類語

いれ‐あ・げる【入揚・入上】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 愛人や好きなことのために、多くの金銭を消費する。いりあげる。
    1. [初出の実例]「給分〈略〉皆こなたに入あげる」(出典:浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android