明け暮れる(読み)アケクレル

デジタル大辞泉 「明け暮れる」の意味・読み・例文・類語

あけ‐く・れる【明け暮れる】

[動ラ下一][文]あけく・る[ラ下二]
夜が明け、日が暮れる。月日が過ぎる。一日一日が過ぎ去る。「毎日が平穏無事に―・れる」
熱中して終始そのことをする。ある物事没頭する。「勉強に―・れる」
[類語](1送る費やす暮らす明かし暮らす消光する過ごす/(2専念専心没頭没入傾注不眠不休打ち込む没我熱中夢中熱心鋭意無我夢中背水の陣緊褌きんこん一番凝る耽る浸る骨折る骨を折る根を詰める目の色を変える心血を注ぐ手を尽くす身を投ずる身を挺する体を張る昼夜兼行寝食を忘れる三度の飯より好き

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精選版 日本国語大辞典 「明け暮れる」の意味・読み・例文・類語

あけ‐く・れる【明暮】

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]あけく・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
  2. 夜が明け、日が暮れる。月日が過ぎる。
    1. [初出の実例]「ことさわがしくてあけくるるも、人目いかにと思ふ心あるまで音なし」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)
  3. ( 「…にあけくれる」の形で ) いつもその事をする。物事に没頭する。
    1. [初出の実例]「モールス信号に毎日あけくれてゐる」(出典:雲の墓標(1955)〈阿川弘之〉昭和一九年三月一日)

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