デジタル大辞泉
「道志」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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どう‐しダウ‥【道志】
- 〘 名詞 〙
- ① こころざし。正しいこころざし。
- [初出の実例]「生涯のはかり事となして是に道志を述られしなり」(出典:俳諧・芭蕉葉ぶね(1817))
- ② ( 「道」は明法道、「志」は衛門府の四等官である志(さかん)の意 ) 明法道の最終試験に合格した六位の者のうち、左右衛門府の志と検非違使の志とを兼任しているもの。
- [初出の実例]「改二氏姓一任二道志一者、明法博士資清、是也」(出典:朝野群載‐九・永久二年(1114)正月一三日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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道志(村)
どうし
山梨県南東部、南都留郡(みなみつるぐん)にある村。丹沢(たんざわ)山地の北側を流れる相模(さがみ)川の支流道志川の渓谷に沿い約27キロメートルにわたって集落の点在する山村で、「道志七里」とよばれている。この道志川市沿いに国道413号線が通じている。村の94%は山林で、耕地は1%にすぎず、山林の約40%は横浜市の水源涵養林(かんようりん)になっている。かつては林業、とくに製炭が盛んであったが、近年は農業と、村に進出した電子部品工場に従事している人が多い。観光にも力が入れられ、釣り客も多く、1967年(昭和42)には道志渓谷民宿夏季学生村が開設された。面積79.68平方キロメートル、人口1607(2020)。
[横田忠夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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道志[村] (どうし)
山梨県南東部,南都留(みなみつる)郡の村。人口1919(2010)。丹沢山地と道志山地の間の道志川流域を占め,南東は神奈川県に接する。かつては養蚕,コンニャク栽培,炭焼きが盛んであったが,近年はクレソン栽培が盛んになった。また恵まれた自然条件を生かして観光立村をめざし,1967年には民宿による夏季学生村が開設された。道志川はアユ,ヤマメなどの釣りの名所で,村営のフィッシングセンターもある。国道413号線が通じる。民俗行事も豊かで,村内の神社には獅子舞が伝わり,東富士七里太鼓も復活した。
執筆者:萩原 毅
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の道志の言及
【検非違使】より
…平安末期以降明法道出身の尉には坂上・中原両家のものが任用され,武力に秀でたものは追捕(ついぶ)尉といい武士が起用され,少尉を原則とした。志には明法道出身者が起用されることが多く道志と称し,府生は志以上に準ずる職で追捕や裁判に従い,看督長は獄直や追捕に当たり,案主は検非違使庁の書類をつかさどり,官人従者は府生以上の官人ないし看督長が出動するときに従卒となった。看督長などからなる火長身分と府生以上官人との身分的・職階的差は大きい。…
※「道志」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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