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郷ノ浦 ごうノうら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

郷ノ浦
ごうノうら

長崎県壱岐島の南西部を占める地域。旧町名。 1955年武生水 (むしょうず) 町と渡良,柳田,沼津,志原,初山の5村が合体して郷ノ浦町となり,2004年3月芦辺石田勝本の3町と合併して壱岐市となった。中心集落の武生水は,文明4 (1472) 年に壱岐を統一した波多氏が亀丘城を築いたところで,江戸時代には平戸藩の代官所があった。現在も島の中心地で,県などの出先機関が集中する。主産業は農業で,米,タバコなどの栽培と畜産が行なわれる。ニンニクと壱岐焼酎は特産品。漁業は沿岸の一本釣り,延縄漁業が主。海岸の大部分と南部の岳ノ辻 (213m) は壱岐対馬国定公園に属する景勝地。岳ノ辻展望台からの眺望は絶景。重要無形民俗文化財壱岐神楽を伝える。国道 382号線が通り,郷ノ浦港は博多,厳原 (対馬) と定期航路で結ばれ,島外の釣り客を多く集める。

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大辞林 第三版の解説

ごうのうら【郷ノ浦】

長崎県壱岐市南西部の地名。玄界灘での漁業、半城はんせい湾での真珠養殖を行う。海岸や岳辻は、壱岐対馬国定公園に属する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

郷ノ浦
ごうのうら

長崎県壱岐(いき)郡にあった旧町名(郷ノ浦町(ちょう))。現在は壱岐市郷ノ浦町地区。旧郷ノ浦町は1955年(昭和30)武生水(むしょうず)町と沼津、渡良(わたら)、柳田(やなぎだ)、志原(しはら)、初山の5村が合併して成立した。2004年(平成16)勝本(かつもと)町、芦辺(あしべ)町、石田町と合併、市制施行して壱岐市となる。旧郷ノ浦町は、壱岐島南西部に位置する。武生水は、古くから壱岐の主邑(しゅゆう)で、文明(ぶんめい)年間(1469~1487)壱岐を統一した波多(はた)氏が亀丘(かめおか)城(亀尾(かめのお)城)を築き、江戸時代には平戸(ひらど)藩が城代を置いた所である。郷ノ浦港や、壱岐市役所、高校、ターミナルビル、地方合同庁舎などがあって、壱岐の表玄関であり、島の政治、経済、文化の中心をなす。郷ノ浦港は近代的に整備され、博多(はかた)からフェリーボート、高速船が通じる。国道382号が壱岐市内の勝本や石田へ走る。地区内の台地面は畑地が広く、ボーリングによる畑地灌漑(かんがい)が行われ、葉タバコ、サツマイモ、ダイズ、ミカンなどを産する。肉用牛の生産も盛んである。港に近く柑橘(かんきつ)選果場がある。渡良、初瀬(はぜ)などの一本釣り漁業を主とする純漁村では、イカの水揚げが多く、スルメを生産し、半城(はんせい)湾では真珠養殖が行われている。郷ノ浦の背後にある岳ノ辻(たけのつじ)(213メートル)は壱岐の最高峰で、臼状(きゅうじょう)火山のみごとな形状を示す。牧崎には「鬼(おに)ノ足跡」の海食洞があり、ともに観光地をなす。[石井泰義]

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