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酔いどれ天使

デジタル大辞泉プラスの解説

酔いどれ天使

1948年公開の日本映画。監督・脚本:黒澤明、脚本:植草圭之助、撮影:伊藤武夫、美術:松山崇、音楽:早坂文雄。出演:志村喬、三船敏郎山本礼三郎、中北千枝子、木暮実千代、千石規子、飯田蝶子ほか。第22回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画ベスト・ワン作品。第3回毎日映画コンクール日本映画大賞、撮影賞、音楽賞受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

よいどれてんし【酔いどれ天使】

1948年製作の東宝映画。黒沢明監督作品。戦後の貧しい青春を描いた《素晴らしき日曜日》(1947)につづいて,脚本は植草圭之助とのコンビによっている。戦後社会の一つの象徴的産物である闇市にのさばるやくざたちを取りあげ,中年を過ぎた酔いどれの医師(志村喬)と結核を病むやくざの青年(三船敏郎)との交流を描きながら,やくざの世界の至高の道徳律であり誇りである〈仁義〉の虚偽とむなしさを痛烈にあばきつつ,日本の戦後社会の世相と精神構造,その動揺と混乱を的確かつ鮮烈にとらえた作品であった。

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