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酢酸エチル さくさんエチルethyl acetate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

酢酸エチル
さくさんエチル
ethyl acetate

酢酸エステルの一つ。化学式 CH3COOC2H5パイナップル中に存在し,またワイン,日本酒にも存在する。硫酸の存在で酢酸とエチルアルコールの反応によって得られる。沸点 77.15℃。水に可溶,またほとんどの有機溶媒に溶解する。香料,溶剤に用いられる。

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百科事典マイペディアの解説

酢酸エチル【さくさんエチル】

化学式はCH3COOC2H5。芳香のある無色の液体。融点−83.6℃,沸点76.82℃。水に可溶。果実,ブドウ酒,日本酒などに含まれる。硫酸の存在下に酢酸とエチルアルコールを加熱蒸留してつくる。
→関連項目酢酸エステル

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栄養・生化学辞典の解説

酢酸エチル

 C4H8O2(mw88.11).CH3COOC2H5.芳香を有し,着香剤として用いる.有機溶媒としても広く使われる.

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大辞林 第三版の解説

さくさんエチル【酢酸エチル】

エタノールと酢酸とのエステル。化学式 CH3COOC2H5 硫酸を触媒として加熱蒸留して得られる無色の液体。水には溶けにくい。パイナップルに似た芳香がある。香料や抽出溶媒に用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酢酸エチル
さくさんえちる
ethyl acetate

代表的なエステルで、天然にはパイナップルなどの果実中に存在し、その香気の成分となっている。ワインや日本酒にも微量含まれている。酢酸とエタノール(エチルアルコール)とを少量の硫酸の存在下で加熱すると生成する。この反応で硫酸は触媒と脱水剤を兼ねている。

常温では芳香を有する無色で揮発性の液体。エタノール、エーテル、ベンゼンなどほとんどすべての有機溶媒と任意の割合で混じり合う。水にもかなり溶ける。水があると徐々に加水分解をおこして酢酸とエタノールになる。この反応は、酸やアルカリが共存すると促進される。種々の有機物を溶かす能力が大きいので、塗料など広範囲にわたって溶剤として使われる。また、香料として、果汁、果実エッセンス、菓子などに用いられる。[廣田 穰]

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世界大百科事典内の酢酸エチルの言及

【加水分解】より

…水による分解反応を広く加水分解といい,酢酸ナトリウムのような塩(えん)の加水分解,酢酸エチルのようなエステルの加水分解,デンプンやタンパク質の加水分解など,化学反応には加水分解の例が多い。強酸と強塩基との中和によりできた塩,たとえば食塩は,水に溶かすとナトリウムイオンと塩素イオンに電離するだけであるが,酢酸ナトリウムや炭酸ナトリウムのように弱酸と強塩基からできた塩,塩化アンモニウムや硫酸アルミニウムのような強酸と弱塩基からできた塩,さらに酢酸アンモニウムのように弱酸と弱塩基からできた塩は,それを水に溶かすと加水分解が起こる。…

【酢酸エステル】より

…無水酢酸にアルコールを作用させても合成できる。
[酢酸エチルethyl acetate]
 酢酸とエチルアルコールから得られるエステル。化学式CH3COOC2H5。…

※「酢酸エチル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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