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酸化的リン酸化(酸化的燐酸化) さんかてきりんさんか oxidative phosphorylation

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世界大百科事典 第2版の解説

さんかてきりんさんか【酸化的リン酸化(酸化的燐酸化) oxidative phosphorylation】

呼吸基質から分子状酸素への電子伝達反応と共役して,ADPと無機リン酸からATPが形成される過程。この反応によって,糖や脂肪酸の酸化に伴って解放されるエネルギーの一部が,ATP高エネルギーリン酸結合の形,すなわち生物にとって最も利用しやすい形で捕捉される(高エネルギー結合)。ブドウ糖1分子の完全酸化に伴って生成するATPの90%以上は酸化的リン酸化によって得られるものであり,この過程は生物のエネルギー代謝においてきわめて重要である。

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世界大百科事典内の酸化的リン酸化(酸化的燐酸化)の言及

【電子伝達系】より

…各成分の還元型はその直後のものの酸化型を還元して順次反応し,最終的にはチトクロムaa3によって分子状酸素が還元され,H2Oが生成する。このような段階的酸化反応に共役してADPと無機リン酸からATPが形成されるが(酸化的リン酸化),この反応は生物が,糖や脂肪酸の完全酸化に際して解放されるエネルギーを,その活動に利用しうるかたちに変換する過程であり,呼吸鎖電子伝達系はそのような生体エネルギー転換反応の分子装置の一部として重要である。 生体内における糖や脂肪酸の好気的な酸化が種々の代謝中間体を含む段階的な反応であり,またその最終電子受容体が酸素であることは,20世紀初頭には広く認められるようになった。…

※「酸化的リン酸化(酸化的燐酸化)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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