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酸性食品 さんせいしょくひん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

酸性食品
さんせいしょくひん

食品中に含まれる無機質のうちで,リン硫黄塩素などが,ナトリウムカリウムカルシウムなどのようなアルカリ性になる元素よりより多く含まれている食品。したがって食味のすっぱい食品をいうのではない。一般に蛋白質の多い食品は酸性食品である。これは蛋白質中の含硫アミノ酸に含まれる硫黄が体内で酸化されて硫酸になるためである。また穀類もリンの量が多く,酸性食品である。食品の酸度を表わすには,食品 100gを焼いて得た分を中和するのに要する規定アルカリ溶液の cc数で示している。

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デジタル大辞泉の解説

さんせい‐しょくひん【酸性食品】

食品を燃焼して得た灰の成分中に燐(りん)硫黄塩素などの酸性を示す元素を多く含むもの。魚・肉・豆・穀類・卵黄など。

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百科事典マイペディアの解説

酸性食品【さんせいしょくひん】

食品を燃焼して灰にしたとき,その灰分中にリン,硫黄,塩素などの酸性を示す元素を多く含む食品のこと。アルカリ性食品の対。穀類,肉類魚類,卵,一部の豆類などがこれに属する。

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栄養・生化学辞典の解説

酸性食品

 灰化したとき,灰が酸性を示す食品.アルカリ性食品の対語.ナトリウム,カリウム,カルシウムなどと比べてリン酸,硫酸,塩素などの多い食品.生理的には酸性食品とアルカリ性食品を区別する根拠はない.

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世界大百科事典 第2版の解説

さんせいしょくひん【酸性食品】

食品を燃焼して灰にした場合に,その灰の中にリンP,硫黄S,塩素Clなどの酸性を示すような元素を多く含む食品を酸性食品と呼んでいる。食品の酸度は,食品100gを燃焼して灰にし,その灰分を一定の条件下で水に溶解し,水溶液中の酸を中和するのに要する1規定のアルカリのcc数をもって表している。魚や貝,肉などの動物性タンパク質は酸度が高い。これはタンパク質に硫黄を多く含むためである。豆類などのタンパク質は,リンを多く含んでいるので酸性食品である。

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大辞林 第三版の解説

さんせいしょくひん【酸性食品】

体内で分解してリン酸・硫酸などの酸をつくりだす食品。穀類・肉類・鶏卵など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

酸性食品
さんせいしょくひん

食品の灰分中、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどのように、アルカリをつくる無機質よりも、リン、硫黄(いおう)、塩素などのように酸をつくる無機質の含量が多い食品をいう。逆にアルカリをつくる無機質のほうが多い食品をアルカリ性食品という。おもな食品としてリンや硫黄の多い穀類、肉類、魚類、卵、一部の豆類などが含まれる。酸性食品を多くとると体が酸性になるなどといわれたが、体液はつねに水素イオン濃度指数(pH)7.4の微アルカリ性を保つ機能が備わっている。したがって、このような食品の分類と健康を結び付けることは、不適当とされている。[河野友美・山口米子]
『山口迪夫著、国民栄養振興会・日本栄養士会栄養指導研究所編『アルカリ性食品・酸性食品の誤り』(1987・第一出版)』

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