日本歴史地名大系 「里庄町」の解説 里庄町さとしようちよう 岡山県:浅口郡里庄町面積:一二・三六平方キロ郡西端に位置し、北・東は鴨方(かもがた)町、西・南は笠岡市、南東隅が一部寄島(よりしま)町に接する。西に虚空蔵(こくぞう)山(二六〇メートル)、南に毛野無羅(けのむら)山(二〇六・三メートル)・茶臼(ちやうす)山(一九〇メートル)などがある。里見(さとみ)の山麓南斜面にある大原(おおはら)古墳群には、一〇余基の円墳・横穴式古墳がみられる。中世には口林(くちばやし)庄があった。浜中(はまなか)地区は寛文年中(一六六一―七三)に大きく開発された新田である。里見地区は近世には口林村といい岡山藩領、のち鴨方藩領となり、新庄(しんじよう)村と浜中村は元和元年(一六一五)以来摂津麻田藩領であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「里庄町」の意味・わかりやすい解説 里庄〔町〕さとしょう 岡山県南西部,笠岡市の東隣にある町。 1950年町制。町名は 1905年里見村と新庄村の合体に際して両村名の合成による。南北の丘陵にはさまれた低地に新庄があり,国道2号線沿いに鉄工,機械関係の中小工場が進出。周辺ではモモ,カキなどの果樹,イチゴを栽培する。耐火力に富み七輪や火鉢などを作る特産の大原焼が名高い。備中杜氏の出身地である。 JR山陽本線が通じる。面積 12.23km2。人口 1万950(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by