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野川遺跡 のがわいせき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

野川遺跡
のがわいせき

東京都調布市上石原に所在する旧石器文化の遺跡。 1970年に発掘され,立川ローム層中に 10枚の文化層が層位的に発見されて,武蔵野台地における石器群変遷の概要が把握された。また,各生活面の石器群や礫器群の集中地点 (ユニット) が,そこに展開されたさまざまな行動型に対応するものとして,旧石器時代遺跡の性質が初めて論じられた。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

野川遺跡
のがわいせき

東京都調布市上石原所在の先土器時代遺跡。多摩川支流の野川西岸に位置する舌状(ぜつじょう)台地に立地する。標高約48メートル、現河床面との比高約8メートル。1970年(昭和45)野川改修工事に先だって調査。立川ローム層中に文化層10層が確認され、石器群の変遷が層位的にとらえられた。また、狭い範囲から石器が集中して出土する状態を「ユニット」と呼称し、それぞれのユニットが反映する人間の行動が推定された。さらに、ナイフ形石器を出土する文化層を中心に、焼けた礫(れき)のまとまり(礫群)が多数検出された。礫群については、調理用施設としての機能が推定された。それらの調査は神奈川県月見野遺跡群とともに研究史のうえで一つの画期をなすものと評価されている。[戸沢充則]
『小林達夫他「野川先土器時代遺跡の研究」(『第四紀研究』10―4所収・1973・第四紀学会)』

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