鈴蘭(読み)スズラン

デジタル大辞泉 「鈴蘭」の意味・読み・例文・類語

すず‐らん【鈴×蘭】

キジカクシ科の多年草本州高山北海道に生え、高さ15~25センチ。葉は広楕円形で2、3枚出る。初夏花茎を伸ばし、白い釣鐘形の小花総状につけ、香りがある。栽培されるのは花の大きなドイツスズランが多い。きみかげそう。 夏》「―に憩ふをとめ等の肩見ゆる/秋桜子
カキラン別名

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精選版 日本国語大辞典 「鈴蘭」の意味・読み・例文・類語

すず‐らん【鈴蘭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ユリ科の多年草。北海道の低地草原、本州・九州の高原に生える。ヨーロッパに自生するドイツスズランも同一種と考えられ、観賞用に栽培されているものはヨーロッパ産の場合が多い。高さ一五~二〇センチメートル。葉は二枚を根生。葉身は広楕円形で先はとがり、基部は鞘となって互いに抱き、裏面白色を帯びる。春、葉腋から葉より短い花茎を出し、白い鐘形花を約一〇個総状につける。六枚の花被片はなかばまで合生している。果実は球形の液果で赤く熟す。全草を強心薬に用いる。きみかげそう。たにまのひめゆり。《 季語・夏 》 〔物品識名(1809)〕
    1. [初出の実例]「鈴蘭に憩ふをとめ等の肩見ゆる」(出典:古鏡(1942)〈水原秋桜子〉)
  3. 植物かきらん(柿蘭)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕
  4. 植物「いちやくそう(一薬草)」の異名。〔物類称呼(1775)〕

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「鈴蘭」の解説

すずらん【鈴蘭】

長野日本酒。精米歩合40%で仕込む大吟醸酒はやや辛口の味わい。ほか本醸造酒も。原料米は山田錦美山錦。仕込み水は浅間山伏流水。発売元の「山謙酒造店」は貞享3年(1686)創業。平成21年(2009)廃業。蔵は小諸市市町にあった。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「鈴蘭」の解説

鈴蘭 (スズラン)

学名:Convallaria majalis var.keiskei
植物。ユリ科の多年草,園芸植物,薬用植物

鈴蘭 (スズラン)

植物。イチヤクソウ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物。イチヤクソウの別称

鈴蘭 (スズラン)

植物。ラン科の多年草。カキランの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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