錦蛇(読み)ニシキヘビ

デジタル大辞泉 「錦蛇」の意味・読み・例文・類語

にしき‐へび【錦蛇】

ボア科ニシキヘビ亜科のヘビの総称。最大で全長10メートル近くになるが、小形種もある。体は黄褐色赤褐色または黒褐色斑紋をもち、総排出腔の近くに後肢痕跡こんせきがある。無毒。東南アジアからアフリカにかけて分布し、大形の動物を襲う。アミメニシキヘビインドニシキヘビなど。パイソン王蛇
[類語]くちなわ長虫大蛇だいじゃ大蛇おろちうわばみ毒蛇青大将縞蛇ヤマカガシがらがら蛇波布コブラ海蛇盲蛇

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精選版 日本国語大辞典 「錦蛇」の意味・読み・例文・類語

にしき‐へび【錦蛇】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ボア科ニシキヘビ亜科のいくつかのヘビの総称。巨大な無毒ヘビで、最大種では体長九メートルを超える。体色はふつう、褐色の地に黒や赤褐色の紋がある。総排泄孔の左右に後ろあしの退化した爪状突起がある。中国・インド・マライ諸島・アフリカなどの熱帯に分布し、水辺樹上に多くすみ、哺乳類や鳥を巻きしめて殺し、のみこむ。インドニシキヘビ・アミメニシキヘビなどがある。「うわばみ」と呼ばれるものはほぼこの種に含まれる。
  3. やまかがし(赤楝蛇)」の異名
  4. 中国では、ナメラ属のナミヘビをさす。スジオナメラなど。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「錦蛇」の解説

錦蛇 (ニシキヘビ)

動物。ボア科ニシキヘビ亜科のヘビの総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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