赤楝蛇(読み)ヤマカガシ

デジタル大辞泉 「赤楝蛇」の意味・読み・例文・類語

やま‐かがし【赤蛇/山蛇】

ナミヘビ科の爬虫はちゅう類。水田付近に多く、全長1~1.5メートル、緑褐色に不規則な黒斑があり、胴の側面紅斑が散在する。カエルなどを捕食上顎頸部けいぶ背面に毒腺があり、かみついたり背を圧されたりすると毒液を出す。本州四国・九州や朝鮮半島などに分布 夏》
[類語]くちなわ長虫大蛇だいじゃ大蛇おろちうわばみ毒蛇錦蛇青大将縞蛇がらがら蛇波布コブラ海蛇盲蛇

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精選版 日本国語大辞典 「赤楝蛇」の意味・読み・例文・類語

やま‐かがし【赤楝蛇・山楝蛇】

  1. 〘 名詞 〙 ナミヘビ科の有毒ヘビ。体長およそ七〇センチメートル。体色はふつう背面が緑褐色で不規則な黒斑が並び、体側に赤い斑紋がある。頸部にある隆起を強く押すと黄色の液を出し、目や口にはいると強く刺激する。水田や水辺に多く、カエル・イモリなどを捕食し、怒るとくびの部分をひらたくするため、そこの皮膚が広がって赤く見える。本州以南の各地に分布。からすへび。にしきへび。《 季語・夏 》 〔博物図教授法(1876‐77)〕

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