コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

長弓寺 ちょうきゅうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

長弓寺
ちょうきゅうじ

奈良県生駒市にある真言宗御室派の寺。創立は奈良時代と伝えられるが,本堂は弘安2 (1279) 年の造立大仏様の細部を取入れた鎌倉時代中期,奈良和様の優作で,国宝。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

長弓寺
ちょうきゅうじ

奈良県生駒(いこま)市上(かみ)町にある真言(しんごん)律宗の寺。山号は真弓山(まゆみさん)。本尊は十一面観音(かんのん)。創建については諸説あるが、寺伝によると聖武(しょうむ)天皇の勅願により行基の開基という。平安初期、藤原良継(よしつぐ)が堂塔を再興し、1279年(弘安2)に現在の本堂(国宝)が建てられた。その後、戦乱による破壊と織田信長の寺領没収により衰退した。本尊の木造十一面観音像(国の重要文化財)は貞観(じょうがん)様式を含んだ藤原期の仏像で、毎年8月20日にはその前で大般若(はんにゃ)法要が行われる。本堂内には黒漆厨子(くろうるしずし)(国の重要文化財)、阿弥陀如来(あみだにょらい)像、釈迦(しゃか)如来像、四天王(してんのう)像などを安置する。また境内には牛頭(ごず)天王社、塔頭(たっちゅう)四坊、弘法(こうぼう)大師勧請(かんじょう)の善女竜王祠(し)などがある。[祖父江章子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

長弓寺の関連キーワード奈良県生駒市生駒(市)まゆみ康俊

今日のキーワード

処暑

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の7月中 (7月後半) のことで,太陽の黄経が 150°に達した日 (太陽暦の8月 23日か 24日) に始り,白露 (9月8日か9日) の前日までの約 15日間であ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android