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門客 もんかくmungaek

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

門客
もんかく
mungaek

朝鮮,高麗武臣政権時代における武臣の私兵,私的な官僚。一般的には権門勢家に寄食する徒をいうが,当時は有力な武臣はみな門客をもち,崔忠献 (さいちゅうけん) にいたってはその数 3000にも達し,崔氏一門の権力維持の支柱となった。その大部分は都房に属し,私兵集団を形成し,一部は書房に属して崔氏政権の官僚となった。このような門客は,文臣貴族時代に冷遇されてきた下級官僚などで構成されていた。

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デジタル大辞泉の解説

もん‐かく【門客】

食客。いそうろう。
「―等を相率(ひき)ゐて、御迎への為に参向すべきの由」〈吾妻鏡・一〉
譜代の家臣でない家来。
「汝等は一旦従ひつきたる―にあらず」〈盛衰記・三二〉

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大辞林 第三版の解説

もんかく【門客】

食客しよつかく。居候いそうろう

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世界大百科事典内の門客の言及

【食客】より

…日本では他人の家に寄食する人,たとえば師匠の家に住みこみ,雑用をしながら食事と勉学の機会を与えられている書生などを含めて,ひろく食客という。中国では有力者の門に召しかかえられる寄食者,居候をさし,門客,門下客などともよばれる。春秋戦国時代の社会変動の中から放出された多数の浮動的な士や遊民は,一定の生業をもたないために,個人の才能だけをたよりに有力者に仕えざるをえず,他方,諸侯や貴族も彼らを集めて勢力をのばす必要があった。…

【武人政権】より

… 武人政権の土台は,第1には強力な私兵集団であった。初めは悪少,死士という腕力の強いものや寄食して来る門客が中心であったが,やがて宿舎,武器,食料を用意して都房という強大な私兵を養成した。国軍も残っていたが,それよりも私兵はずっと強力であった。…

※「門客」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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