デジタル大辞泉
「防弾チョッキ」の意味・読み・例文・類語
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ぼうだん‐チョッキバウダン‥【防弾チョッキ】
- 〘 名詞 〙 ( チョッキは[ポルトガル語] jaqueta からか ) 銃弾から胸や腹部を防御するために着る鋼板などで作られた胴着。防弾衣。〔大増補改訂や、此は便利だ(1936)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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防弾チョッキ (ぼうだんチョッキ)
body armour
各種火器から身体の胴部等を防護するために,身体につけて用いるもの。第1次大戦末期に鋼鉄製の胸当てタイプのものがドイツ軍等で一部使用され,警察用としては1920年代に,おもにアメリカで使われはじめた。第2次大戦においては,アメリカ軍が爆撃機乗員用として使用し効果をあげた。一般の地上部隊用として現在使われているベストタイプのものは,朝鮮戦争末期にアメリカ軍が採用し,ベトナム戦争で多く使われた。軍用のものは主として砲弾や地雷の破片から身体の胴部を防護するものであるが,重くて暑苦しいのでアメリカ等一部の国を除いてはあまり普及していない。これに対して,低速の拳銃弾に対する防護が主体である警察用等には,各国が使用している。現用の防弾チョッキは,ナイロン等のポリアミド系繊維(商品名ケブラー)布を多層に重ねたものが主体で,警察等で使われる衣服の下に着るもので2kg前後,軍用のもので3~5kg,さらにセラミックスや特殊鋼で補強したものでは10kgを超えるものがある。
執筆者:鈴木 英夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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防弾チョッキ
ぼうだんちょっき
主として拳銃(けんじゅう)弾に対して、心臓その他胸部を守るため着用する特殊のチョッキ。ボディ・アーマーともいう。現在日本の警察官が銃器をもつ凶悪犯人を逮捕する場合などに使用しているものは、縦40.5センチメートル、横71.5センチメートル、重量5.5キログラムの薄い鋼板を布で覆ったもので、胸部の前・横を覆うが、アメリカで軍用や警察用に使われているのは、「ケブラー」という特殊ナイロン繊維を何枚も重ね合わせたもので、拳銃弾から短小銃弾まで防げるので軍用ヘリコプター操縦士は胴部から臀部にまで使用している。
[小橋良夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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防弾チョッキ
ぼうだんチョッキ
bulletproof jacket
おもに拳銃弾から胸部を防護するために着用する特殊なチョッキ。警官が銃器携帯犯の逮捕のときなどにも使う。かつては金属製の防弾チョッキが用いられたが,現在では軽くて強いケブラー繊維製の防弾チョッキが使用されている。自衛隊でも 1991年度からケブラー製を導入している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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百科事典マイペディア
「防弾チョッキ」の意味・わかりやすい解説
防弾チョッキ【ぼうだんチョッキ】
ピストルの弾丸から胸部,腹部などを防護するもの。おもにナイロン等のポリアミド系繊維の布を重ねたものが使用されている。警察などで使用されているものは重さ約2kg。特殊鋼,セラミックスで補強したものもあるが,重さは10kgを超える。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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