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防衛出動 ぼうえいしゅつどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

防衛出動
ぼうえいしゅつどう

日本が,外部からの武力攻撃,またはそのおそれのある場合,防衛のために自衛隊を出動させること。間接侵略など国内向けの治安出動と区別して呼ばれる。自衛隊法 76条に規定されている。防衛出動は,国会の承認を得て内閣総理大臣が命じることになっているが,特に緊急の必要がある場合は事後承認でよいことになっている。

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デジタル大辞泉の解説

ぼうえい‐しゅつどう〔バウヱイ‐〕【防衛出動】

外部からの武力攻撃やそのおそれのある場合に、内閣総理大臣の命令により、自衛隊が防衛のために出動すること。国会の承認が必要。→治安出動

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大辞林 第三版の解説

ぼうえいしゅつどう【防衛出動】

外部からの武力攻撃に際して、必要があると認める時、内閣総理大臣が発する自衛隊の出動命令。原則として国会の承認を得て行うが、緊急の場合には承認を得ずに出動を命ずることができる。ただし、その際には事後直ちに承認を求めなければならない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

防衛出動
ぼうえいしゅつどう

外部からの武力攻撃に際して日本を防衛するために、自衛隊が内閣総理大臣の命令に基づいて出動すること(自衛隊法76条)。内閣総理大臣が出動を命ずるためには、事前に安全保障会議と閣議に諮ったうえで、国会の承認を得なければならない。ただし、緊急の場合は、国会の承認を事後にただちに得ることを条件として、出動を命じうる。防衛出動時には、自衛隊は必要な武力を行使することができる(同法88条)。また、自衛官は、定年、任用期間を延長され、予備自衛官は防衛招集を受ける(同法45条・70条)。さらに、自衛隊の任務遂行上必要ある場合には、物資の収用、業務従事命令等が発せられうる(同法103条)。防衛出動発令下では、自衛官の離隊・抗命などは7年以下の懲役または禁錮(きんこ)に処せられる(同法123条)。なお、防衛出動は、武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められる場合にも発令されうるので、濫用の危険性も指摘されている。ただし、これまでのところ(2009年現在)防衛出動が発令された事例はない。[山内敏弘]

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