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限時法 げんじほうZeitgesetz

6件 の用語解説(限時法の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

限時法
げんじほう
Zeitgesetz

刑罰法規で有効期間が当初から明示されているか,一定期間後廃止が予定されているもの。行政刑罰法規に多く,一時的事情の必要に応じて命令,禁止をなし,その違反者を処罰するためのものである。

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デジタル大辞泉の解説

げんじ‐ほう〔‐ハフ〕【限時法】

有効期間の定められている法令時限立法。時限法。⇔恒久法。→臨時法
[補説]一定の目的を一定の期間内に達成する必要がある場合に制定されるもので、法令中に有効期間が明記されている。期限が到来すると新たな立法措置を経ることなく失効するが、期限までに目的が達成されない場合は延長されることがある。

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百科事典マイペディアの解説

限時法【げんじほう】

有効期間が法令のなかであらかじめ定められている法令。一般には時限立法とも。法令の有効期間中に行われた違法行為に対し法令の失効後,罰則を適用するかどうかが問題となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

げんじほう【限時法】

効力期間が限定されている法律。限時法の観念がとくに問題とされるのは刑罰法規の場合で,効力期間の経過後も,期間中の違反行為を処罰するという特別の効果を肯定することができるとの議論がある(いわゆる限時法理論)。法律が廃止され失効すると,失効前の違反行為はもはや処罰できないのが原則であるが(刑法6条,刑事訴訟法337条2号),効力期間の満了があらかじめ明らかにされている限時法の場合は,失効の時期が近づくにつれ,処罰されなくなることを見越して違反が増えると想定されるからである。

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大辞林 第三版の解説

げんじほう【限時法】

有効期間を明示した法令。時限立法。 ↔ 恒久法臨時法

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

限時法
げんじほう

一定の有効期間を定めて制定された法律。たとえば、「○年○月○日まで効力を有する」とか、「施行の日より2年間これを適用する」という形式で制定される。この種の法律につき、法律の失効後、有効期間中になされた行為の扱いが問題となる。この点につき、刑罰法規に関しては、その廃止により被告人は免訴の判決を受けることになっている(刑事訴訟法337条2号)。
 ところが、刑罰法規の有効期間があらかじめ定められている場合、これを見越してその失効近くに犯罪が頻発するおそれがある。そこで、刑罰法規の実効性を確保するためには、有効期間中になされたあらゆる行為に対し、法規が失効後もこれを適用すべきである、という見解がある。しかし、その旨の明文がないのに、このような法運用を行うことには反対が強く、特別規定を設けるべきであるという見解も有力である。[名和鐵郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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