日本歴史地名大系 「隼人塚」の解説
隼人塚
はやとづか
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
鹿児島県霧島市の旧隼人町にある古代寺院跡。長径15m,高さ2mの土壇上に凝灰岩製の3基の層塔(最も高い中塔は三層塔身まで2.5m)が東西一列に並び,その両側に四天王立像が2基(東のものの高さ1.8m,西は1.45m),南西に上半身の残欠2基が配されている。このほかに仁王像も残っている。大隅国分寺に近いところから大隅国分尼寺にあてる説が一般に行われているが,塔身の四方仏や四天王像の表現は康治2年(1143)銘の大隅国分寺重層塔よりやや古いころの作品であることを示しており,必ずしも国分尼寺説を肯定させるものはない。国指定史跡。
執筆者:坪井 清足
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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