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雀部荘 ささきべのしょう

百科事典マイペディアの解説

雀部荘【ささきべのしょう】

〈ささいべのしょう〉〈ささべのしょう〉ともいう。丹波国天田郡雀部(ささいべ)郷(《和名抄》)に成立した山城松尾社(松尾大社)領の荘園で,現京都府福知山市の前田・土・戸田・石原(いさ)・川北一帯に比定される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ささきべのしょう【雀部荘】

丹波国天田郡(現,京都府福知山市上佐々木,下佐々木)にあった荘園。《和名抄》にみえる雀部郷の一部である。松尾社前神主相頼の父頼親が流失田25町を開発し,さらに便宜の田畠を相博して加え松尾社領荘園として立荘したことが,1197年(建久8)の相頼譲状と翌年の後鳥羽院庁下文にみえる。本家は松尾社で年貢を神用にあてていたが,領主職は頼親の譲をうけた相頼の子孫(秦(はた)氏)が相伝したようである。鎌倉時代に地頭地頭代の狼藉があったが幕府の安堵をうけ,南北朝の争乱にさいしても濫妨狼藉がみられたが,室町幕府や朝廷によりその領有が保障されている。

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