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青谷上寺地遺跡

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

青谷上寺地遺跡

鳥取市青谷町の平地にある弥生時代を中心とした集落遺跡。山陰道建設に伴う1991年度の遺跡分布調査で存在が確認された。遺跡は青谷平野の33ヘクタールに広がるとみられている。集落跡周辺からは弥生人の脳組織が残った頭蓋骨(ずがいこつ)など100体以上の人骨が発掘されたほか、矢板を多数打ち込んだ溝や水田跡、大量の建築部材、鉄製工具類などが出土。2008年3月、国史跡に指定された。

(2011-04-23 朝日新聞 朝刊 鳥取全県 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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国指定史跡ガイドの解説

あおやかみじちいせき【青谷上寺地遺跡】


鳥取県鳥取市青谷町にある集落跡。弥生時代を中心とする集落遺跡で、2008年(平成20)に国の史跡となった。遺跡は国道および県道建設にともなって発見され、弥生時代の掘立柱建物や遺跡中心部を区画する溝、護岸施設、水田跡などが発掘された。1998年(平成10)年からの発掘調査で、居住域は直径200m前後、その南側と西側の水田域は長辺700m以上、短辺約300mに及ぶことが明らかになっている。また、通常の遺跡では遺存することの少ない木器・骨角器・獣骨などの未製品や素材、鉄器・青銅器などの金属器が大量に出土し、ものづくりの場でもあったことが判明した。5000点以上の人骨も出土し、殺傷痕の残る人骨も含まれていた。3体の頭蓋骨には脳が遺存していたことが確認されている。豊富な出土品は、弥生時代の人々の生活を復元するうえで重要な知見をもたらした。出土品には大陸との関係を示唆する遺物が数多くあり、海岸部に立地していることから、日本海側における交易や文化拠点としての役割を果たしていたと考えられ、弥生時代の社会のあり方を知るうえで重要な遺跡である。現在公開されているが、遺跡は埋め戻されている。出土品は「弥生の博物館 青谷上寺地遺跡展示館」に収蔵・展示されている。JR山陰本線青谷駅から徒歩約10分。

出典|講談社
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