(読み)キク

デジタル大辞泉 「鞠」の意味・読み・例文・類語

きく【鞠】[漢字項目]

人名用漢字] [音]キク(漢) [訓]まり
〈キク〉
まり。「蹴鞠しゅうきく
身を丸くかがめる。「鞠躬如きっきゅうじょ
大事に育てる。「鞠育
(「きく」と通用罪人を取り調べる。「鞠訊きくじん鞠問
〈まり〉「手鞠
[名のり]つぐ・みつ

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精選版 日本国語大辞典 「鞠」の意味・読み・例文・類語

きく‐・する【鞠】

[1] 〘他サ変〙 きく・す 〘他サ変〙 罪を問いただす。罪人を取り調べる。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一往昔に行はれし罪の有無を鞠(キク)(〈注〉ギンミ)する水火呵責に似たり」
[2] 〘自サ変〙 きく・す 〘自サ変〙 先がふさがっていて、行きづまる。
随筆山中人饒舌(1813)上「其道鞠為茂草也」

きく【鞠】

〘名〙 (「しゅうきく(蹴鞠)」の略) けまり。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
浄瑠璃・松風村雨束帯鑑(1707頃)一「公家の身ながら、歌・鞠・学問手跡にうとく」

きく‐・す【鞠】

〘自他サ変〙 ⇒きくする(鞠)

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改訂新版 世界大百科事典 「鞠」の意味・わかりやすい解説

鞠 (まり)

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