出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
東牟婁郡と西牟婁郡の境にある
平安中期の僧増基の紀行「いほぬし」には、「おとなし川」に頭の白い烏のいたことが記され、歌を詠んでいる。「平家物語」巻一〇(熊野参詣)は「大悲擁護の霞は熊野山にたなびき、霊験無双の神名はおとなし河に跡をたる」と記す。また説経「小栗判官」では「いかに客僧、此つゑになんぼう由来のましますなり。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…東京都台東区北部,JR山手線鶯谷(うぐいすだに)駅北東部一帯の地名。上野台の崖下の低湿な土地であったが,上野の山を背景とした音無(おとなし)川の清流や四季の田園風景を求めて,江戸時代後期,とくに文政・天保(1818‐44)ころには多くの文人が居を構え,〈呉竹の根岸の里〉とよばれた。またウグイスが多かったので〈初音の里〉の称もあった。…
※「音無川」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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