香川綾(読み)かがわ あや

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「香川綾」の解説

香川綾 かがわ-あや

1899-1997 昭和-平成時代の栄養学者。
明治32年3月28日生まれ。東京帝大島薗内科で脚気(かっけ)とビタミンの関係を研究。昭和8年夫の昇三とともに自宅に家庭食養研究会(のち女子栄養大)を創設。10年雑誌「栄養と料理」を創刊。36年学長。平成3年文化功労者。平成9年4月2日死去。98歳。和歌山県出身。東京女子医専(現東京女子医大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の香川綾の言及

【計量カップ】より

…以後,ちょこ,コップ,スプーンなどを基準として分量が示されたが,寸法や計り方が一定せず,おおまかな目安にしかならなかった。第2次世界大戦直後,香川綾(かがわあや)(女子栄養大学創立者)の考案によりメートル法を用いた計量カップ,計量スプーンが作られ,今日普及しているものの原型となった。昭和30年代には電気がまの爆発的な普及により,付属していた計量カップも同時に広く一般にいきわたった。…

※「香川綾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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