日本大百科全書(ニッポニカ) 「計量カップ」の意味・わかりやすい解説
計量カップ
けいりょうかっぷ
容量を量るためのカップ状の調理器具。材質はプラスチック、金属、ガラスなどである。標準は200ミリリットルで、ほかに400ミリリットル、1リットルなどもあり、普通50ミリリットルごとの補助目盛りがついている。少量のものは計量スプーンを用いるが、計量スプーンは5ミリリットルと15ミリリットルが標準で、前者が小さじ、後者が大さじとよばれている。
計量カップでの計量は、量り方によって大きな誤差が生じるため注意しなければならない。とくに、小麦粉などの粉体や米のような粒体を量るような場合は、かならず軽く入れて上部をすり切りにし、粉などはいったんふるったものを量るようにする。カップですくい取ったり、たたいて詰めてしまうと多く計量されることがある。また計量スプーンで何杯も量るのも不正確となる。
[河野友美]