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験者 ゲンザ

世界大百科事典 第2版の解説

げんざ【験者】

〈げんじゃ〉とも言い,験をあらわす行者や修験者を指す。法華経や密教経典によって加持祈禱を行い,験者声と呼ばれる押しつぶしたような声で,悪霊などを退散させ,治病・除災をした。験者は,諸霊を自由に使役しうる霊力を感得するために,深山幽谷にこもり,山岳を抖擻(とそう)して修行したので,〈山の〉とも呼ばれていた。平安時代には,病難難産は,生霊死霊物怪(もののけ)などのしわざと信じられていたので,験者が宮中に招かれて修法を行う機会も多く,その情景が文学作品によく描かれている。

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大辞林 第三版の解説

げんざ【験者】

〔「げんじゃ」とも〕
加持祈禱きとうを行い、すぐれた功徳を引き出せる僧。また、加持祈禱を行う僧。 「 -の物のけ調ずとて、いみじうしたりがほに/枕草子 25
修験道の行者。山伏。修験者。

げんじゃ【験者】

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世界大百科事典内の験者の言及

【僧】より

…この宗派の中・近世の村落の道場が,〈毛坊主(けぼうず)〉と呼ばれた半僧半俗の篤信者により運営されていたことはよく知られるところである。 一方,古代・中世において,各宗教団の外縁部には,(ひじり)や験者とよばれた民間の遊行僧の活躍が目だった。彼らは山々をめぐり,民間で修法を行い,ときには勧進聖(かんじんひじり)となって寺や仏像を修造し,橋をかけ,経を奉納するなどの宗教活動を行った。…

【験者】より

…〈げんじゃ〉とも言い,験をあらわす行者や修験者を指す。法華経や密教経典によって加持祈禱を行い,験者声と呼ばれる押しつぶしたような声で,悪霊などを退散させ,治病・除災をした。…

※「験者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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