デジタル大辞泉
「骨膜炎」の意味・読み・例文・類語
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こつまく‐えん【骨膜炎】
- 〘 名詞 〙 外骨膜の炎症の総称。急性と慢性があり、多くは細菌の感染による。〔医語類聚(1872)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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骨膜炎
こつまくえん
periostitis
骨膜の炎症は骨の炎症に際して同時におこるのが普通であり、これを骨髄炎とよんでいる。骨膜だけに炎症が存在する骨膜炎は、きわめて特殊な場合である。長時間の歩行などによっておこる脛骨(けいこつ)の骨膜炎は非化膿(かのう)性の漿液(しょうえき)性骨膜炎に属する。また梅毒の第2期、第3期には梅毒性骨膜炎がみられる。
[永井 隆]
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骨膜炎
こつまくえん
periostitis
外骨膜の炎症で,多くは細菌の感染による。可膿性骨膜炎であるが,骨膜と骨髄はハバース管で直接つながっているので,それぞれが単独で炎症反応を起すことはなく,多くは骨膜骨髄炎の形をとる。急性,慢性の区別がある。起炎菌としては黄色ブドウ球菌のことが多い。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の骨膜炎の言及
【骨髄炎】より
…骨に起こった感染症をいう。厳密には,骨膜の感染症を骨膜炎,骨質に起こったものを骨炎というが,これらが個々に起こることはほとんどないため,これらを包括して骨髄炎という。 病原菌は,主としてグラム陽性の黄色ブドウ球菌で,そのほか連鎖球菌,肺炎球菌であるが,近年はグラム陰性杆菌によるものもときどきみられる。…
※「骨膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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