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骨髄異形成症候群 コツズイイケイセイショウコウグン

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デジタル大辞泉の解説

こつずいいけいせい‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【骨髄異形成症候群】

造血幹細胞に異常が生じ、正常な血液細胞を十分に作ることができなくなる疾患の総称。血液細胞の癌(がん)の一つ。赤血球白血球血小板のいずれかまたはすべてに形態・機能の異常がみられ、貧血、出血しやすい、感染症にかかりやすいなどの症状が現れる。急性骨髄性白血病に移行することがある。不応性貧血MDS(myelodysplastic syndromes)。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

骨髄異形成症候群

骨髄で血液細胞をつくる造血幹細胞に異常が起きる病気。放射線抗がん剤などが原因とされ、血球や血小板の形や機能などに異常を起こす。高齢者の発症が多く、貧血などの症状があり、血液検査で見つかることが多い。患者の10~40%が白血病に進行するとされる。今年、日本でも治療薬が処方できるようになった。

(2010-12-15 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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家庭医学館の解説

こつずいいけいせいしょうこうぐん【骨髄異形成症候群 Myelodysplastic Syndrome】

[どんな病気か]
 以前から治療のむずかしい貧血で、急に白血病(はっけつびょう)(「白血病とは」)に移行するものがあり、不応性貧血(ふおうせいひんけつ)とか、前白血病(ぜんはっけつびょう)とか、くすぶり白血病(はっけつびょう)とかいわれていました。
 現在では、これらの病気は血球(けっきゅう)の量や質が異常になる病気として、まとめて骨髄異形成症候群と呼ばれます。
 原因はよくわかっていませんが、造血細胞が血球をつくるときに、成熟がうまくいかず、能力のない血球になってしまうためにおこると考えられています。
 そのため、赤血球(せっけっきゅう)、白血球(はっけっきゅう)、血小板(けっしょうばん)などが減少し、貧血の一般症状(貧血とはの「貧血の症状」)が現われるほか、感染症になりやすく、出血しやすい傾向がみられます。
 50歳以上の男性に多く、慢性に過ごしているうちに白血病化、感染、出血などで亡くなることもあります。
 治らない貧血、血球の異常、骨髄組織の異常などを検査しますが、専門医でも診断のむずかしい病気です。
[治療]
 この病気を治す方法は、今のところ骨髄移植(「骨髄移植の知識」)しかありません。
 しかし、患者さんが高齢であることが多く、また、骨髄もなるべく適合性のよいものでなければならないなどから、手術ができない、あるいは手術がうまくいかないこともあります。
 したがって、白血病化したら急性骨髄性白血病(「急性白血病」)と同様の化学療法が行なわれたり、また、ビタミンなどの薬剤の使用、ステロイド副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモン)の使用など、症状を抑える治療が行なわれますが、あまり効果があるとはいえません。
 輸血は効果的ですが、何回もくり返している間に効果がなくなることがありますので(輸血不応症)、慎重にするべきです。

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