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高エネルギー天文学 こうエネルギーてんもんがくhighenergy astronomy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高エネルギー天文学
こうエネルギーてんもんがく
highenergy astronomy

高エネルギー宇宙線に関係した現象を研究する天文学の一分野。超新星現象,宇宙線の起源,電波銀河クエーサーX線天体中性子星ニュートリノ天文学γ線天文学宇宙背景放射や宇宙論など広範な問題を対象とする。方法論的には,高エネルギー現象を扱う量子力学特殊相対性理論に基づいて,天体の構造を明らかにしようというものである。しかし,電波天文学X線天文学の発展に伴って,個々の天体への理解が深まり,高エネルギー天文学はさらに多くの分野に分解しつつある。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうエネルギーてんもんがく【高エネルギー天文学 high energy astrophysics】

電波天文学が誕生するまでの長い間,天文学は光に頼ってきた。星の光,ほとんどの星雲の光は熱放射によるものである。電波天文学によってシンクロトロン放射による電波が観測されるようになり,また例えば,かに星雲の光の連続スペクトルもシンクロトロン放射によるものであることがわかってきたことから,〈熱い〉星やガスの熱放射以外の〈非熱的〉電磁波が天文学の対象になってきた。シンクロトロン放射は磁場の中を通る高エネルギー電子によってつくられるものである。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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