蟹星雲(読み)かにせいうん

精選版 日本国語大辞典 「蟹星雲」の意味・読み・例文・類語

かに‐せいうん【蟹星雲】

おうし座にあるガス星雲。一〇五四年に爆発した超新星残骸とみられ、膨張速度はきわめて大きく毎秒一二〇〇キロメートルにも達する。強力な電波源およびX線源でもある。中心パルサーがある。藤原定家の「明月記」に木星のごとき明るさの客星として記載されている。

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デジタル大辞泉 「蟹星雲」の意味・読み・例文・類語

かに‐せいうん【×蟹星雲】

牡牛おうしにある惑星状星雲カニの甲のような形に見える。1054年の超新星の残骸と考えられ、現在もガス体四方へ飛散しつづけている。強い電波X線放射

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