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高冷地農業 こうれいちのうぎょう cool highland agriculture

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高冷地農業
こうれいちのうぎょう
cool highland agriculture

高冷な山地で営まれる農業。一般に標高 500m以上とされているが,緯度や地形によっても異なり,高さによる明確な規定はない。平地の温地農業とは異なった作物に特色があり,特有の作物としてはジャガイモキャベツハクサイダイコンニンジン,牧草類,青刈飼料作物類などである。

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デジタル大辞泉の解説

こうれいち‐のうぎょう〔カウレイチノウゲフ〕【高冷地農業】

標高の高い所で、冷涼な気候を利用して行う農業。

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世界大百科事典 第2版の解説

こうれいちのうぎょう【高冷地農業】

厳密には決められないが,おおよそ標高700~800m以上で年平均気温10℃以下の地帯の農業をいう。高冷地は傾斜地の山林が多く,これに採草地・牧草地が加わり,耕地面積の比率が少ない。経営面積が小さく,耕地は分散し,1区画の面積も小さい。食用作物の収量は平坦地に比較して少なく,その反面,単位面積当り労働時間が多く,しかも作業適期が短いため,一時に労力を多投することになるなど,食用作物栽培を主体とした農業経営には不利な点が多い。

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大辞林 第三版の解説

こうれいちのうぎょう【高冷地農業】

海抜約1000メートル 以上の高原地帯で行われる農業。夏の冷涼性を生かし野菜類(高原野菜)を主に生産。 → 寒冷地農業

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高冷地農業
こうれいちのうぎょう

低緯度地帯に立地しながら、標高が600~700メートル以上の高地で行われるため、夏季の冷涼性をいかすことで特徴が発揮される農業をいう。高冷地では、標高が高くなるにつれて作物の栽培可能期間が短くなるが、土地利用が一年一作に限られる地帯と一年二作が可能な地帯とに区分し、前者を狭い意味の高冷地、後者を準高冷地とよぶこともある。現在の技術水準のもとでは、冷房を行うことによって夏季に作物を栽培しても採算がとれない。そのため、高冷地農業は、低暖地の農業に対して優位性を保てる可能性が大きい。一方、高緯度寒冷地農業も、夏季の冷涼性をいかせるという点では高冷地農業に共通する条件を備えている。
 しかし、高冷地農業という場合、重要なのは低緯度地帯に立地しているという点である。つまり、日本の場合、関東地方以西に立地するということであり、そのことは、高冷地が寒冷地に比較して市場に近接していることを意味する。その結果、高冷地では、鮮度が重視され、同時に、単位重量当りの価格が低いために輸送費が割高につくような作物が生産されることが多い。しかし、最近では、道路が整備され、輸送技術が進歩し、冷蔵施設も完備してきており、高冷地農業と寒冷地農業の競争が激化している。[桂 瑛一]

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