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高師小僧 たかしこぞう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高師小僧
たかしこぞう

管状,樹枝状を呈する褐鉄鉱の団塊の地方名。愛知県高師原に産するものが,幼児などを連想させることから名づけられた。地下水に溶解した鉄分が土中の植物体の周囲に沈殿し,水酸化鉄の沈殿物を形成したもの。

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デジタル大辞泉の解説

たかし‐こぞう【高師小僧】

地下水の鉄分が植物体のまわりに沈殿してできた管状の褐鉄鉱の団塊。愛知県豊橋市南部の高師原に産するものが有名。

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百科事典マイペディアの解説

高師小僧【たかしこぞう】

おもに第四紀層中にみられる管状,小塔状の褐鉄鉱からなる団塊。地下水に溶けていた鉄分が毛管作用で上昇,植物根などを包んで管状に析出してできる。愛知県高師原に産するものが有名。

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岩石学辞典の解説

高師小僧

風化帯で,地下水で溶けた鉄分が土壌中の植物体を交代して水酸化鉄として沈澱して生じた管状あるいは樹枝状の褐鉄鉱の塊.愛知県高師ヶ原産のものに最初に命名され,各地に産出する.土偶のような形となるものがあるのでこの名がある[渡辺 : 1935,片山ほか : 1970,地学団体研究会 : 1996].

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世界大百科事典 第2版の解説

たかしこぞう【高師小僧】

ヨシなどの湿生植物の根のまわりに発達した紡錘形ないし管状の鉄質の形成物。典型的なものは愛知県豊橋市付近の高師原台地に産するので高師小僧の名がある。湿地の還元的土壌条件下では,水に溶けて動きやすい2価の鉄イオンFe2+が多量存在するが,湿生植物の根のまわりだけは根から酸素が分泌され,また植物が枯死したあとも根の穴を通じて地上から酸素が供給されてFe2+は酸化沈殿する。高師小僧はこうした酸化沈殿が長年続いた結果形成されたものである。

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大辞林 第三版の解説

たかしこぞう【高師小僧】

愛知県豊橋市の南部、高師原たかしはらに見られた褐鉄鉱の団塊。地下水中の鉄分が葦などの根の周りに水酸化鉄として管状・紡錘状に沈殿したもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高師小僧
たかしこぞう

植物の根などの周囲に沈着した水酸化第二鉄あるいは含水第二鉄燐(りん)酸塩鉱物。これらの非晶質相当相もある。典型的なものは筒状で、中の根が腐って中空になっている。外見は褐色土状光沢。結晶度の低い針(しん)鉄鉱からなり、菱(りょう)鉄鉱、藍(らん)鉄鉱の酸化産物、カコクセン石cacoxenite(Fe3+24Al[(OH)12|O6|(PO4)17~75H2O)などを含むこともある。愛知県高師原(たかしはら)のものが有名であったのでこの名がある。鉄含有量は高いが、多量に産するものではなく、また燐分が存在していたりするので、鉄鉱石としての用途はない。[加藤 昭]

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