麻黄(読み)マオウ

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

まおう【麻黄】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。マオウ科シナマオウなどの茎を乾燥させたもの。発汗作用が強く、悪寒(おかん)に効くほか、解熱鎮咳(ちんがい)去痰(きょたん)などの作用がある。感冒気管支喘息(ぜんそく)神経痛関節炎に効く麻黄湯(まおうとう)急性気管支炎、気管支喘息に効く五虎湯(ごことう)風邪(かぜ)のひき始めによる鼻炎アレルギー性結膜炎に効く小青竜湯(しょうせいりゅうとう)などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

大辞林 第三版の解説

まおう【麻黄】

マオウ科の草本状の常緑小低木。中国北部に自生。茎は多数出て枝を分かち、高さ50センチメートル 内外。枝はトクサに似て、鱗片りんぺん状の葉を対生。雌雄異株。エフェドリン系アルカロイドを含み、地上茎を漢方で解熱・せき止めなどの薬とする。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版の解説

麻黄 (マオウ)

学名:Ephedra sinica
植物。マオウ科の常緑小低木

麻黄 (マオウ)

植物。キンポウゲ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物。オウレンの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ま‐おう ‥ワウ【麻黄】

〘名〙
① マオウ科の常緑小低木。中国北部、モンゴル原産。高さ三〇~七〇センチメートル。根茎木質で曲がって長く横に伸び、茎は緑色で細長く、分枝して直上する。葉は白い鱗片状で対生。雌雄異株。初夏、茎頂に卵形の花穂をつける。果実には赤い肉質の包葉に包まれた二個の種子がある。漢方では茎を煎じて発汗、利尿、鎮咳、袪痰、鎮痛薬として用いる。漢名、麻黄。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
② 植物「いぬどくさ(犬木賊)」の誤用漢名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

スト破り

ストライキの際、使用者側について業務を続けること。特に、使用者がストライキに対抗して雇用者の一部や外部からの雇用者を就業させること。また、その労働者。スキャッブ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android