日本電気[株](読み)にほんでんき

百科事典マイペディア 「日本電気[株]」の意味・わかりやすい解説

日本電気[株]【にほんでんき】

通称NEC。パソコン,通信機,半導体などデジタル機器の世界的メーカー。1899年創立。三吉電機工場(1883年設立)を買収し,翌年米国資本が加わり,1932年には住友財閥系となった。第2次大戦中は住友通信工業と称し,1945年日本電気に戻した。家電からIT機器に進み各種の通信機器,コンピューターなどを生産。近年は情報通信で国内トップ,半導体は高付加価値のシステムLSIに集中,ソリューションビジネスにも注力する。2003年11月に財務体質の健全化と情報関連投資などを進めるため,新株発行による過去最大の増資を発表。本社東京,事業場玉川,府中,相模原ほか。2011年資本金3971億円,2011年3月期売上高3兆1154億円。売上構成(%)は,ITS26,プラットフォーム12,キャリアNW19,社会インフラ10,PSL25,その他8。海外売上比率15%。
→関連項目日本電気硝子[株]

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