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ACジャパン エーシーじゃぱん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ACジャパン
エーシーじゃぱん

広告のもつ力を,公共の福祉ボランティア精神の啓発など,社会をよくするために使おうという目的で設立された機関。会員 (社) は資金を,広告代理店は原稿やコマーシャル CMの制作を,媒体は紙面や放映時間を提供するかたちで参画する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

ACジャパン

環境問題や公共マナーなどをテーマ広告キャンペーンを展開する民間団体。一般企業、メディア広告会社などの会員企業の会費で運営され、社会へのメッセージを広告に載せて発信する。2011年3月末現在の会員企業は1174社。11年3月の東日本大震災時には、被災地への応援メッセージや節電などを呼びかける内容の震災キャンペーンCMを制作した。
1971年、米国ACの活動に倣い、日本でも広告を通じて社会問題を考えるきっかけを作ろうと佐治敬三サントリー社長(当時)が提唱、114社が参加して大阪で発足した。74年には全国組織の社団法人公共広告機構になり、2009年にACジャパンに名称変更、11年には公益社団法人の認定を受けた。広告テーマに沿って会員の広告会社が制作した作品を、テレビや新聞などの会員メディアが無料で放送・掲載する仕組みで、放送時間や掲載スペースは各社の自主的な判断に委ねられている。これまでに延べ500を超える公共広告キャンペーンを展開しており、10年度はあいさつの励行や子どもとのスキンシップを呼びかける内容の全国キャンペーンなどを行っている。放送・掲載された広告は、正規料金換算で約797億円(09年度)にもなるという。
東日本大震災時には、多くの企業がCM放送を自粛したため、空いた枠でACの公共広告が頻繁に放送された。当初は、大量放送のしつこさや平時の広告内容への違和感などから苦情が寄せられ、ACではCMの最後に流れる「エーシー」という音声を消去し、震災CMを制作して順次切り替えるなどした。1995年1月の阪神・淡路大震災時にも同様の苦情があった一方、「人を救うのは、人しかいない」のキャッチコピーで反響を呼んだCMも誕生した。

(原田英美  ライター / 2011年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ACジャパン

毎年度、時事の社会問題から全国と地域のテーマを選んで公共広告を制作し、テレビやラジオ、新聞などに出す。公共性が高い活動に取り組む非営利団体を取り上げる支援キャンペーンも展開する。1千超の会員企業・団体の会費で運営。広告会社などが広告を作り、広告枠は会員メディアが無償提供する。年度末に東日本大震災が起きた2010年度は広告主のCM自粛で穴埋めに大量に流れた。

(2013-07-14 朝日新聞 朝刊 2社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

エーシー‐ジャパン【ACジャパン】

広告を通じて提言・啓発活動を行う民間団体。公共広告を制作し、全国でキャンペーンを展開する。昭和46年(1971)、関西広告機構として発足。昭和49年(1974)、社団法人公共広告機構として認可を受け、全国組織となる。平成21年(2009)、現名称に変更。平成23年(2011)、公益社団法人となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ACジャパン
えーしーじゃぱん

公共広告を発信する民間団体。英語名称Advertising Council Japan。ACジャパンは、広告の仕組みやその影響力を社会貢献に生かしていこうという考え方に対して、一般企業、メディア、広告会社など114社が賛同し、1971年(昭和46)に関西公共広告機構として設立された。社会の重要課題について公共広告を通じて提起するという、アメリカの広告協議会Advertising Council(AC)の活動に触発されて、サントリー社長(当時)の佐治敬三(さじけいぞう)(1919―1999)が設立を提唱した。1974年に社団法人公共広告機構として認可され、東京、大阪など全国8か所に事務局を置く体制が整えられた。2009年(平成21)に現名称に変更。2011年に公益社団法人として内閣府に認可された。団体の運営は、2016年3月時点で、1065社の正会員と賛助会員48社、個人会員94人の会費のみを資金源としており、公的な支援は受けていない。全国8か所の各事務局の活動は、企業の社会貢献活動の一環として参加する企業ボランティアが中心となって担っている。
 公共広告の活動はキャンペーンとよばれ、7月から始まる1年間を年度とし、テーマを掲げて定期的なキャンペーンが全国と地方で行われている。また、ほかにも災害支援などの臨時キャンペーンや、海外で活動する団体との国際共同キャンペーンなどが実施されている。
 ACジャパンの公共広告は、これまで数々の広告賞を受賞している。たとえば、1981年度の「子供は、あなたのコピーです」が、カンヌ国際広告映画祭で銀賞を受賞。1999年度の「ジコ虫、増えてます!」が、日本新語流行語大賞を受賞している。2011年の東日本大震災の際には、翌2012年にかけて「思いやり・助け合い」や「この国に活気を」をテーマに、全国でキャンペーンを展開した。[編集部]

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