COP(読み)コップ

デジタル大辞泉 「COP」の意味・読み・例文・類語

コップ【COP】[Conference of the Parties]

Conference of the Parties条約を批准した国が集まる会議。一般に条約ごとに設けられる、その条約の最高意思決定機関。「COP5(第5回締約国会議)」のように、末尾に会議の開催回数をつけて表す。気候変動枠組条約締約国会議生物多様性条約締約国会議などがある。条約締約国会議

シー‐オー‐ピー【COP】[Conference of the Parties]

Conference of the Parties》⇒コップ

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関連語 法律

日本大百科全書(ニッポニカ) 「COP」の意味・わかりやすい解説

COP
こっぷ

条約を批准した国(締約国)が、その条約について話し合う会議の総称。締約国会議を表す英語Conference of the Partiesの頭文字をとりCOP(コップ)という。その条約に関する最高意思決定機関であり、年に1度、あるいは3年に1度といった頻度で定期的に開かれることが多い。地球温暖化対策を話し合う「気候変動枠組み条約」(FCCC:Framework Convention on Climate Change)、多様な生物や生態系の保全と利用に関する「生物多様性条約」(CBD:Convention on Biological Diversity)、湿原保全のための「ラムサール条約」、絶滅危惧(きぐ)種保護のための「ワシントン条約」、有害化学物質に関する「ロッテルダム条約」、「砂漠化対処条約」、「腐敗防止条約」など数多くの条約について締約国会議が開かれており、それらすべてがCOPとよばれる。たとえば、気候変動枠組み条約締約国会議はCOP-FCCC、生物多様性条約締約国会議はCOP-CBDとなる。また、条約発効後、何回目の締約国会議なのかを示すため、COPの次に数字をつけて、第3回締約国会議はCOP3、第10回締約国会議はCOP10などと表記する。なお、条約ではなく、議定書を批准した国が集まる締約国会議はMOP(モップ)(Meeting of the Parties)とよび、COPと区別する。

 1997年(平成9)に気候変動枠組み条約の第3回締約国会議(COP3)が京都市で開かれた。日本ではこの前後からCOPということばが頻繁に使われるようになったため、気候変動枠組み条約締約国会議をさす名称としてCOPが使われることもある。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「COP」の意味・わかりやすい解説

COP【シーオーピィー】

冷凍機ヒートポンプなどの熱機関性能を示す指数。動作係数ともいう。熱サイクルを稼働させるのに必要となる仕事量に対して,冷却能力や加熱能力がどのぐらいの割合となるかを表す。性能指標として省エネ法エネルギー使用合理化に関する法律)にも使用されている。

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内科学 第10版 「COP」の解説

COP

cryptogenic organizing pneumonia,特発性器質化肺炎

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