コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

DNAポリメラーゼ ディーエヌエーポリメラーゼDNA polymerase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

DNAポリメラーゼ
ディーエヌエーポリメラーゼ
DNA polymerase

DNA合成酵素。核酸DNAを複製する際に働く酵素で,鋳型 DNAに沿って 5'→3' の方向にヌクレオチドを結合する。二重螺旋構造の DNAを合成するにはポリヌクレオチドリガーゼが同時に共存しなければならない。岡崎令治によれば,DNAポリメラーゼは DNAのフラグメントを環状に形成するようである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ディーエヌエー‐ポリメラーゼ【DNAポリメラーゼ】

DNA polymeraseDNAを合成・複製する酵素の総称。4種のヌクレオシド(アデノシン・チミジン・グアノシン・シチジン)を重合させ、鋳型とする核酸DNARNA)に対して相補的な塩基配列をもつDNAを合成する。合成を開始するにはプライマーと呼ばれる核酸の断片が必要。DNA合成酵素

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ディーエヌエーポリメラーゼ【DNAポリメラーゼ DNA polymerase】

DNA複製DNA修復に必須の酵素であり,すべての細胞に含まれている。ヌクレオチドを重合して,長いDNA鎖を合成する。1958年コーンバーグA.Kornbergらにより大腸菌から発見され,以後,多くの生物でその存在が確認されている。反応には鋳型が必要であり,4種類のヌクレオチドの重合順序は,A‐T,G‐C対合の規則により鋳型に指定されたとおりに進む。デオキシリボヌクレオシド‐5′‐三リン酸からピロリン酸を遊離し,リン酸ジエステル結合により重合していく(図参照)。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のDNAポリメラーゼの言及

【DNA複製】より

…したがって,新しく作られたDNA分子は古い鎖と新しい鎖がより合わさっていることになる。DNA複製には必ずDNA合成が伴うが,これを行うのがDNAポリメラーゼという酵素である。この酵素によって触媒されるDNA鎖の伸長は一方向にしか起こらない。…

※「DNAポリメラーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

DNAポリメラーゼの関連キーワードマリス(Kary Banks Mullis)リンダール(Tomas Lindahl)RNA依存DNAポリメラーゼリバーストランスクリプターゼニックトランスレーションコンプレメンタリーDNAコーンバーグ(生化学者)遺伝子診断(がんの)ポリメラーゼ連続反応合成酵素連鎖反応法RNAポリメラーゼレトロウイルスRNAウイルススペルミジンテロメラーゼ肝炎ウイルスサンジャルモドリッチ逆転写酵素スペルミン

今日のキーワード

いい夫婦の日

11月22日。通商産業省(現経済産業省)が制定。パートナーへの感謝の意を示し、絆を深める。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android