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TPA ティーピーエー tissue plasminogen activator

5件 の用語解説(TPAの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

TPA
ティーピーエー
tissue plasminogen activator

血しょう蛋白質の一種プラスミノーゲンを活性化する酵素で,血管内皮細胞などで生産される。アミノ酸 527個から成り,血栓に含まれるフィブリンに吸着する性質を持つため,血栓部位を特異的に溶解する作用を持つ。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

tPA

血管に詰まった血の塊を溶かす血栓溶解剤。発症3時間以内の脳梗塞に有効性が認められている。ただ、血管から出血しやすくなる副作用があり、重い場合は治療後に死亡することも。梗塞が重度の場合や高齢、高血圧の場合は出血のリスクが高まるため、いっそう的確な診断が求められる。欧米では10年以上前から脳梗塞治療に使われ、日本でも心筋梗塞の治療には保険適用されていた。しかし、脳梗塞への適用は、国内での治験の遅れもあり、05年10月になってからだった。

(2006-09-26 朝日新聞 朝刊 生活1)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

ティー‐ピー‐エー【TPA】[trade promotion authority]

trade promotion authority》米国で大統領が議会に代わって通商交渉を行う権限。2015年6月、TPAの根拠となる貿易促進権限法が成立した。トレードプロモーション権限。貿易促進権限。

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知恵蔵miniの解説

TPA

米国議会が大統領に付与する通商交渉に関する交渉権限のこと。貿易促進権限。旧称はファストトラック権限(1974年~94年)。米国憲法では、関税や外国との通商に関する取り決めなどを定めるのは議会とされており、通商協定案の一条ごとに細かな修正を求めることができるが、TPAにより協定全体につき米国大統領に権限が一任されることになり、議会はその協定案を一定期間内に一括承認するか不承認するかのみ行う。これにより、交渉国は米国議会を気にすることなく大統領と通商交渉を行うことができ、協定案が通りやすくなる。TPAは2002年に誕生したが07年に失効。15年6月29日、環太平洋経済連携協定(TPP)の実現に向け、TPA法案がオバマ大統領により署名され成立した。

(2015-7-2)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

TPA
てぃーぴーえー

アメリカにおいて通商交渉権限を大統領に一括して与える制度、またはその権限。英語のTrade Promotion Authorityの頭文字をとってTPAとよばれ、日本では「(大統領)貿易促進権限」「貿易一括交渉権」などと訳される。アメリカ合衆国憲法第1章第8条第3項では、連邦議会に通商協定を制限する権限があると定めているが、通商協定の条文を個別に議会で議論すると膨大な時間がかかるため、大統領に交渉権限を一任し、通商交渉の迅速化を目的とした制度である。議会は通商協定を一括承認するか、不承認かの権限のみを与えられ、原則として協定を部分修正できない。ただしTPAに基づく交渉に臨むに際し、政府は議会に対して交渉目的や優先順位をはっきりさせる必要があり、交渉中でも議会に交渉文書を開示しなければならない。
 TPAを大統領に与えるには、上下両院でTPA法案を可決する必要がある。TPAは期間限定措置であり、アメリカが重要な通商交渉に臨むたびに成立・発効し、その後に失効することを繰り返している。20世紀にはファスト・トラック権限(Fast Track Negotiating Authority、早期一括交渉権限)とよばれ、1974年に成立し、同権限のもとで北米自由貿易協定(NAFTA)などを結んだ後、1994年に失効した。2002年には、当時の大統領ジョージ・W・ブッシュが初めてTPAという名称で一括交渉権を取得し、チリやシンガポールなどとの自由貿易協定(FTA)を締結し、2007年に失効した。オバマ大統領は2015年、環太平洋経済連携協定(TPP)の早期合意を目的にTPA法を成立させた。一般に、議会に通商協定内容が修正されるおそれがあると、他国政府は譲歩や妥協をしにくくなるため、TPA法は交渉妥結に不可欠とされている。政府がTPAを取得して交渉の裁量権が広がると、合意に向けた踏み込んだ提案や譲歩が可能になり、妥結しやすくなるとされている。[編集部]

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