電気洗濯機(読み)デンキセンタクキ

デジタル大辞泉 「電気洗濯機」の意味・読み・例文・類語

でんき‐せんたくき【電気洗濯機】

水槽の中の水・洗剤・洗濯物モーターでかきまわして、洗濯を行う器具

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精選版 日本国語大辞典 「電気洗濯機」の意味・読み・例文・類語

でんき‐せんたくき【電気洗濯機】

  1. 〘 名詞 〙 電動機によって水をかきまわして洗濯を行なうようにした機械。〔現代語大辞典(1932)〕
    1. [初出の実例]「電気洗濯機の音がやかましいから」(出典:他人の顔(1964)〈安部公房〉灰色のノート)

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改訂新版 世界大百科事典 「電気洗濯機」の意味・わかりやすい解説

電気洗濯機 (でんきせんたくき)

電力を用いて洗濯を行う機器。洗濯を補助する道具は古くから考えられていたが,1869年アメリカで特許されたものに,円筒状のタブの底についた4枚羽根が水をかくはんする手動式の洗濯機があり,これが現在の方式原型といえる。1900年ころ電動機が応用され,20年代には脱水までの過程が自動化された。日本では1930年に国産化した。槽内の翼が左右に半回転するかくはん式であったが,高価なため普及しなかった。53年に噴流式,翌年に渦巻式が登場,ともにパルセーターにより水流を起こすもみ洗い型で,機構が単純なうえ,洗濯時間が短いなどの利点をもち,電気洗濯機の主流となった。遠心脱水機付き二槽式は60年,全自動型は65年ころから量産された。一般家庭への普及率は1960年21%,現在は99%に達している。アメリカでは現在でも布傷みが少なく,大量洗濯が可能なかくはん式が一般的である。ヨーロッパではドラムが垂直に回転して叩き洗いする回転ドラム式が普及しているが,これは洗液が少量ですむ。
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百科事典マイペディア 「電気洗濯機」の意味・わかりやすい解説

電気洗濯機【でんきせんたくき】

電動機を利用し,洗濯を行わせる装置攪拌(かくはん)式,回転ドラム式,噴流式(渦巻式)などがある。家庭用としては回転翼で洗濯液を噴流させる噴流式が普及。遠心脱水機と一体となった2槽式は1960年ころから,また,1槽で連続的に行う全自動式も1965年ころから量産され普及。現在では1槽の中で洗濯から乾燥まで行う洗濯機も売り出されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「電気洗濯機」の意味・わかりやすい解説

電気洗濯機
でんきせんたくき

洗濯機

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電気洗濯機」の意味・わかりやすい解説

電気洗濯機
でんきせんたくき

洗濯機」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の電気洗濯機の言及

【洗濯】より

…さらにこれら手動式のものからエンジンを利用しての洗濯機が生まれたのは,1861年,アメリカにおいてであった。20世紀初頭にはやはりアメリカで電気洗濯機が売り出された。
【洗濯の原理】
 洗濯は水とセッケン・洗剤と機械的力の作用で行われる。…

※「電気洗濯機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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