岩石に圧力をかけると破壊される前に一時的に電流が流れるとし、地電位差を観測することによって地下の破壊現象である地震に先行する異常電場変化(Seismic Electric Signal、SES)を検出し、地震の短期予知を行う方法。VANの名称は、これを発案したギリシアの科学者3名の名前の頭文字による。この方法では、長短の測線あるいは直交する測線を設置し、それぞれの測線について地電位差の観測を行う。SESが観測された場合、そのあらわれ方、シグナルの振幅などによって、地震がおこると予想される場所、マグニチュード(M)、時期を推定してギリシア政府および約20の海外研究機関に伝達されるようになっている。主としてアテネ西方200~300キロメートルでおこったM5~6級の地震について、60%くらいの確率で予知に成功したといわれている。ただし、SESといわれるシグナルはノイズとの区別が明瞭ではないとする意見も強く、日本では従来は一部の研究者だけが研究してきた。しかし、1995年(平成7)の兵庫県南部地震(阪神・淡路(あわじ)大震災)を契機に見直しの機運が高まり、現在では地震の前兆現象といわれる他の電磁気学的現象とともに、VAN法についての観測・研究も積極的に行われている。
[長宗留男]
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