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イギリスの作曲家。1807年にイギリスへ移住したスウェーデン人一家の子孫である。ロンドンのローヤル音楽カレッジ卒業。1905年同市内ハマースミスのセント・ポール女学校の音楽教師となり,没するまでその地位に甘んじながら作曲にいそしんだ。週日は教えるのに多忙なため,日曜日に登校して終日音楽教室で作曲に没頭した。管弦楽組曲《惑星》(1916)は初演当時から好評を博したが,ステレオ時代になってから爆発的な人気を呼び,レコードばかりでなく演奏会でも盛んに演奏されている。ほかにオペラ《放浪学者》(1934),合唱曲,管弦楽のための《サマセット・ラプソディ》(1907)などがあり,吹奏楽のための《前奏曲とスケルツォ,ハマースミス》(1930)なども親しまれている。ひとり娘のイモジェンImogen H.(1907-84)も父の母校に学び,指揮者・著述家として活躍し,父ホルストに関する優れた著書もある。
執筆者:三浦 淳史
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イギリスの作曲家。チェルトナムに生まれる。王立音楽カレッジに学び、スタンフォードに師事。在学中にボーン・ウィリアムズと知り合い、終生変わらぬ友情で結ばれる。卒業後、トロンボーン奏者、ついで、セント・ポール女学校、モーリー・カレッジ、王立音楽カレッジなどで教鞭(きょうべん)をとりながら作曲活動を続ける。彼は、ヒンドゥー哲学や文学への興味からサンスクリット語を学び、またイギリス民謡の研究を行ったが、これらの成果は、初期ストラビンスキーの影響とともに、彼の音楽にこだましている。作品には、よく演奏される管弦楽のための組曲『惑星』(1916)をはじめ、劇作品、合唱曲、管弦楽曲、歌曲などがある。ロンドンに没。
[寺田兼文]
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出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報
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