ヨハン(読み)よはん(英語表記)Johann, Erzherzog von Österreich

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨハン」の意味・わかりやすい解説

ヨハン
よはん
Johann, Erzherzog von Österreich
(1782―1859)

ドイツ皇帝レオポルト2世の第13子。ナポレオン戦争に活躍したが、宮廷の自由主義者としてチロール、ついでシュタイアーマルクにあって民衆とともに生き、1848年三月革命に際してはフランクフルトにおいて帝国摂政Reichs-verweserに選ばれた。49年辞任後もアルペン地方、ことに王家発祥の地スイスを愛し、地方文化や公益事業に尽くし、民衆から「無冠のアルプス王」とよばれた。

[進藤牧郎]

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百科事典マイペディア 「ヨハン」の意味・わかりやすい解説

ヨハン

オーストリア大公。神聖ローマ皇帝フランツ2世の弟。教育産業振興に努力して国民信望を得,1848年フランクフルト国民議会に推挙されてドイツ執政に就任,臨時中央政府を組織したが,革命の失敗により1849年辞任。

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367日誕生日大事典 「ヨハン」の解説

ヨハン

生年月日:1782年1月20日
オーストリア大公,オーストリアの軍人
1859年没

ヨハン

生年月日:1801年12月12日
ザクセン王(在位1854〜73)
1873年没

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