三杯酢(読み)サンバイズ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「三杯酢」の意味・読み・例文・類語

さんばい‐ず【三杯酢】

  1. 〘 名詞 〙 加減酢一種。酢、しょうゆ(または塩)に酒(または砂糖)を加えたもの。生魚野菜の味つけとして用いる。また、それで味をつけることや、それで味つけしたものもいう。三杯。〔精進献立集(1819)〕

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百科事典マイペディア 「三杯酢」の意味・わかりやすい解説

三杯酢【さんばいず】

合せ酢の一種。本来は酢,醤油,酒を等量に合わせ,煮たたせた後,冷やしたもの。普通は酢,塩(または醤油)に砂糖(またはみりん)を加えて甘味を付け,分量好みで加減する。さっぱりしていておもに魚肉カキナマコクラゲなどの酢の物に使用する。
→関連項目木の芽

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「三杯酢」の解説

さんばいず【三杯酢】

合わせ酢の一種で、酢としょうゆに、砂糖・みりん・酒のいずれかを合わせたもの。しょうゆではなく塩を用いることもある。

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世界大百科事典(旧版)内の三杯酢の言及

【酢の物】より

…合せ酢は,材料の持味を生かすために酢と塩を合わせるのが基本となるが,糖分を加えることもある。二杯酢は酢としょうゆを容量で1:1,三杯酢は酢としょうゆと砂糖を1:1:1/2,甘酢はこの割合を3:1:3にするものが標準であるが,いずれもそれだけでは味が濃すぎるので出汁で割って使うことが多い。貝類は甘みのないさっぱりした酸味がおいしいので二杯酢がよく,魚類はやや甘みのある三杯酢を用いる場合もある。…

※「三杯酢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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