前衛舞踊家。「舞踏」の創始者。秋田県に生まれる。工業学校卒業後、秋田で増村克子(かつこ)に師事し、上京して江口隆哉(たかや)、大野一雄(かずお)らにモダン・ダンスを習う。1959年(昭和34)『禁色(きんじき)』で倒錯したセックスと暴力を主題にして、正統モダン・ダンスと離別。「暗黒舞踏」と称し、肉体の暗部に存在するものに照明をあて、『聖公爵』『あんま』『バラ色ダンス』などを次々に発表し、時代の先端を切り開いた。1968年の『肉体の叛乱(はんらん)』以降、民俗のなかにある人間の身ぶりや風景に関心を抱き、東北歌舞伎(かぶき)『四季のための二十七晩』『静かな家』などを上演。1970年からは東京・目黒のアスベスト館に立てこもり、白桃房(はくとうぼう)を主宰、舞踏手芦川羊子(あしかわようこ)(1947― )を中心にじみながら連続公演を打った。
[市川 雅]
『土方巽著『病める舞姫』(1983・白水社)』▽『土方巽著『美貌の青空』(1987・筑摩書房)』▽『アスベスト館監修『土方巽舞踏写真集 危機に立つ肉体』(1987・PARCO出版局)』
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