海藻学者。東京生まれ。1889年(明治22)帝国大学理科大学植物学科を卒業、大学院に進み海藻学の研究に従事した。ほとんど独力で日本近海の海藻を調査記載し、日本における藻類学の開祖となった。その間、水産伝習所、第四高等中学校教授を経て、水産講習所教授(1906)、同所長(1924)となり、水産植物学を通して水産教育に尽力した。数多くの海藻の発見とともに、海藻に関する名彙(めいい)、検索表、図譜を出版し、体系書『藻類系統学』を著すなど、日本の海藻学の基礎を築いた。またアサクサノリなどの養殖事業に関する寄与も大きい。研究心が旺盛(おうせい)なうえ天性として不屈剛毅(ごうき)な気性の人としても知られる。
[佐藤七郎]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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