司馬遼太郎(しばりょうたろう)の長編小説。1962年(昭和37)6月から66年5月まで『サンケイ』新聞(現『産経新聞』)に連載。63~66年文芸春秋新社刊。「坂本の泣き虫」とばかにされていた「竜馬」は、江戸に出て北辰(ほくしん)一刀流を学び、国に帰って土佐勤王党に加わり、長州に久坂玄瑞(くさかげんずい)を訪ねて脱藩を決意し、やがて激動の時代に身を挺(てい)しながら現実的に対処して志士の道を歩む。が、薩長(さっちょう)連合を成立させ、大政奉還へと時代の流れを導きながら、維新の達成を見届けることなく暗殺された。「日本史が所有している〈青春〉のなかで、世界のどの民族の前に出しても十分に共感をよぶに足る青春は、坂本竜馬のそれしかない」という気持ちで書いた作。
[都築久義]
『『竜馬がゆく』全8巻(文春文庫)』
3月から 5月頃に発生する雷。寒冷前線の通過時に発生する界雷で,この雷雨はよくひょう(雹)を伴う。春の到来を伝える雷ともいわれる。雷鳴に驚き冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」...